レジットカードの支払方法の一つに、リボ払いがありますが、どのような仕組みなのかご存知でしょうか?
毎月の支払額を抑えられることから利用する人が増えているのですが、利用するには注意しなければいけないことがあります。
今回はリボ払いのメリットやデメリットについてご紹介しますので、クレジットカードを利用する前に今一度支払方法について学習しましょう。
リボ払いとは、リボルビング払いを略したもので、クレジットカードの利用額を支払う方法です。
クレジットカードの支払い方法とリボ払いの特徴について見て行きましょう。
クレジットカードの支払いには4つの方法があります。
クレジットカードで買い物をした時に、翌月に一括で支払う方法のことを言います。
締め日までに利用した分を、翌月にまとめて支払うこの方法を指定する利用する人が多く、手数料がかからないので現金で支払うのと変わらないんです。
高額な商品をクレジットカードで購入した場合、一括で支払うには負担が大きいという方には分割払い出来ると助かりますよね。
しかし、一般的には3回以上の分割払いにすると手数料が発生しますから、50,000円の商品を購入すると、手数料を含めると総額で50,000円以上になってしまうんです。
支払回数が多くなるほど手数料も多くなるので、回数を選択する際には注意しなければいけません。
ボーナスは夏と冬の年2回支給する会社がほとんどかと思います。
ボーナス払いは、このタイミングに合わせて支払う方法で、最大で半年近くも支払いを先延ばしにすることが出来るんです。また、ボーナス払いでは手数料が発生しませんから、大きな買い物をする際に活用することが多いですね。
リボ払いは、分割払いと同じように感じてしまう方が多いのではないでしょうか?
この方法は、1つの商品を分割にするのではなく、毎月の支払額を一定の金額にして支払う方法のことを言います。
例えば、一ヵ月の支払いを7,000円に設定していると、使った額に関わらず、毎月の支払いは7,000円で済むんです。
この支払金額には商品代金と手数料が含まれています。
リボ払いは上記で説明したような方法になり、メリットとしては毎月の支払額を少なくさせることが出来ます。
電化製品のような高額な商品を購入する場合には、分割払いと同じような感覚で支払えるので、お金のやり繰りに困っている場合には便利と言えるでしょう。
クレジットカードの支払い方法を、リボ払いに設定するにはどうしたら良いのか解説します。設定するにはいくつかのパターンがあり、カード会社によっても異なるんです。
事前登録型は、事前に毎月支払う金額を決めることができ、クレジットカードを利用した翌月以降からリボ払いにするという方法です。
買い物をする際にクレジットカードを提示して、支払方法をリボ払いにして欲しいことを伝えます。特に手続きは無く、口頭で伝えるだけでリボ払いにしてもらえるんです。しかし、お店によっては選択出来ないことがあります。
「会計する際には一回払いにしてもらったけど、急な出費があって来月の支払いが厳しい!」といった場合には、後からリボ払いにすることが出来ます。
手続き方法は、カード会社に電話やネットでリボ払いにしたいと申し出るだけですが、受付可能な期間が決められているので注意しましょう。
リボ払い専用カードとは、その名の通りにリボ払いしか出来ないクレジットカードです。
このカードで買い物して、「一回払いで」と指定しても強制的にリボ払いにされます。
使い方は一般的なクレジットカードを同じですが、支払方法の選択は出来ません。
クレジットカードの返済方法が一回払いの場合には、次回支払日に利用額だけ支払えば良いのですが、リボ払いの場合には手数料が必要になります。また、リボ払いの返済の方式は一つではなく、3つの方法があるんです。
定額リボルビング方式と言われますが、毎月の返済金額が一定となっています。定額方式には「元金定額リボルビング方式」と「元利定額リボルビング方式」があるんです。
元金定額リボルビング方式…毎月一定の支払い元金に、1ヵ月分の金利を足した金額を最低返済額にする方式。
元利定額リボルビング方式…金利を含めた一定の金額を最低返済額にする方式。(この額から金利分を引いた金額が返済金額になります。)
借入れ残高に対して、一定の割合の元金と、1ヵ月分の金利を足した額を最低返済額にする方法です。
残高スライドリボルビング方式とも言われる方式で、毎月の借入残高に応じて最小返済金額(元金と金利が含まれています。)が決められます。
最小返済金額はカード会社によって異なりますが、ここではオリコカードの「Orico Card The Point」の返済方法をご紹介しましょう。
利用残高 |
毎月の返済金額 |
---|---|
100,000円以下 |
3,000円 |
100,001円~200,000円 |
6,000円 |
200,001円~300,000円 |
9,000円 |
300,001円~500,000円 |
15,000円 |
500,001円~800,000円 |
24,000円 |
800,001円~1,000,000円 |
30,000円 |
1,000,001円~1,500,000円 |
40,000円 |
1,500,001円~2,000,000円 |
50,000円 |
利用残高が増えると、返済金額も多くなる仕組みになっています。
総合評価 |
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4.1 |
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欧米では一般的に利用されているリボ払いですが、利用するには気を付けたいことがあります。リボ払いは一見返済額が少なく見えてしまうのですが、そこに落とし穴があるんです。
リボ払いは金利が高めになっているので、カード会社にとっては利益を得やすい商品ですから、審査に通りやすい傾向があります。
無計画に利用すると残高が多くなって、金利の負担も多くなってくるので注意しなければいけません。
返済している最中でも、利用可能枠に余裕があれば繰り返し使えることが出来るのもメリットがあるように見えます。しかし、その分利用残高は増えて行き、いつまで経っても返済が終わりません。それだけ金利を多く支払うことになりますから、もったいないですよね。
繰り返し使っているうちに利用残高が増えて、いつの間にか限度額まで使ってしまっていたということもあります。毎月の利用明細には必ず目を通して、残高を把握しておきましょう。
リボ払いは返済額が少なくて済むメリットがありますが、いつまで経っても残高が減らないデメリットがあります。最低返済額以上に返済するのは問題ありませんから、お金に余裕がある時には繰り上げ返済をして残高を減らすようにしましょう。
リボルビング払いは返済額を少なくすることが出来るので、家計に余裕がない場合には大変ありがたいですね。
しかし、利用するには、仕組みをしっかり学んでおかなければ、いつの間にか借金地獄に陥ってしまうことがあるんです。
クレジットカードは、基本的にリボ払い以外の支払いが望ましいと言えます。
リボ払いにするのは、どうしても余裕が無い場合にだけにして、利用した時には早めに返済することが大切です。
クレジットカードは計画的に利用しましょう。