固定資産税をクレジットカードで支払うメリットは?手続きの方法や注意点を解説します

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マンションや一戸建て・土地などを所有している場合に発生する税金の一つである、固定資産税。実は、クレジットカードで支払うことができるのをご存知でしたか?

税金というと、銀行引き落としや金融機関での現金払いでの納付というイメージが強いですが、支払い方法で“クレジットカード”を選択することもできるようになってきているのです。固定資産税をクレジットカードで納税する方法やそのメリットについてわかりやすく解説していきます。

固定資産税をクレジットカードで支払うことはできる?

固定資産税とは固定資産(建物や土地など)を所有していることに対して発生する税金であり、各市町村に納税しなければならないものです。また、年4期に分けて納税する方法と、一括で納税する方法とがあります。

固定資産税は、一戸建てやマンションなどを自分名義の資産を持っている限り、一生払い続けなくてはならない税金です。支払方法としては、銀行引き落としや振り込み用紙による納付が一般的です。

近年では公共料金の支払いの主流がクレジットカード払いになっていること・クレジットカード払いを導入することで、納付しやすくなり期日までの納付率がアップすることなどが要因となり、固定資産税の納税にもクレジットカードによる支払いが導入されました。

しかし、まだクレジットカード払いには対応していない市町村もあるため、お住いの市町村がクレジットカード払いに対応しているかは自治体のHP等で確認が必要です。

金額については、固定資産評価額×税率で計算することができますが、物件の価値や市区町村が決めた税率によって同じ面積でも税額には大きな差が発生します。目安としては、戸建てで年間15~30万円程と言われています。

こんなにまとまった金額ならば、現金で払うよりクレジットカードで払ってポイントを貯める方が絶対にお得です。

《固定資産税をクレジットカードで支払う時の流れ》

市区町村のホームページにてクレジットカード払いにて納税をするという手続きを行いましょう。「固定資産税 クレジットカード ○○市」などとインターネット検索をすると、登録ページを見つけることができるでしょう。

登録には、設定できるクレジットカードの種類が決められていることが多いので、対応したカードを用意してください。

国際ブランドがVISA・Mastercard・JCB・AmericanExpressのカードを取り扱っている市区町村が多く、地域によってはDiners ClubやTS CUBIC CARDといったブランドと提携している場所もあります。クレジットカードの発行元ではなく、付帯している国際ブランドをチェックしてみましょう。

あとは、申し込みフォームに必要事項を入力していきましょう。
申し込みに必要とされることの多い情報は以下の通りです。

必要な情報

記載されている場所

納付番号・確認番号・納付区分

納税通知書や納付書

カード番号・有効期限

カードの券面

セキュリティーコード

カード裏面

自宅に送られてくる、納税通知書や固定資産税の納付書にかかれている番号がないことにはクレジットカード払いの手続きは行うことができません。「カード払いにするから」といって、納税通知書や納付書を破棄することのないよう注意してください。

他にも、メールアドレスや連絡先を入力することもあるでしょう。必要事項を入力すると、納付する税金の種類や金額・カード情報などを確認する画面になります。間違いがないか確認をして手続き完了です。

※上記の手続きの流れは一例です。(都税や関東の一部県を参考にしています)市区町村によっては流れが異なることもありますので、詳しくは市区町村の公式ホームページを参照してください。

固定資産税をクレジットカードで支払うメリット

自宅で簡単に納税の手続きができる

従来の振り込み用紙での納税方法では、振込み用紙の支払いに対応した金融機関やコンビニエンスストアに出向いて支払いをする必要がありました。忙しくてつい忘れてしまい、気づいたら納付書がどこに行ったかわからないという経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

クレジットカード払いでは、インターネット環境があればいつでも好きな時間に支払手続きを行うことができます。クレジットカード払いなので手元にまとまった現金がなくても、返済ができるという点でも手軽に納税をすることができると言えるでしょう。

クレジットカードのポイントが貯まる

現金払いをしても何もポイントはつきませんが、クレジットカード払いにすることでポイントをゲットすることができます。

仮に固定資産税20万円(一括全期納付)をポイント還元率1.0%のクレジットカードで決済すると、単純計算で2000円分のポイントが手に入ります。

これを20年繰り返すと4万円近い金額をポイントで受け取ることができるという計算になります。(固定資産税は年々変化しますので、20年間同じ金額ではありません。あくまでも一例です。)

通常、納税ではこのようなポイントは貯まりませんので、クレジットカード払いにしてこそ得られるメリットであると言えるでしょう。

固定資産税をクレジットカードで支払う時の手数料は?

全てのクレジットカード決済に『決済手数料』というものが発生します。しかし通常街中のお買物などではこの決済手数料は店舗が負担しているので、私たち消費者が商品の購入代金とは別に手数料を支払う必要はありません。

しかし、“納税”という特別なシチュエーションにおいては、この決済手数料を私たち納税者が負担することが必要となります。そのためクレジットカードで納税をする以上、納付額に応じた決済手数料が上乗せされて請求されることになります。

《固定資産税の納付額とそれに伴う決済手数料》

                      納付額

決済手数料

~10,000円

73円+税 (78円)

10,001円~20,000円

146円+税 (157円)

20,001円~30,000円

219円+税 (236円)

30,001円~40,000円

292円+税 (315円)

40,001円~50,000円

365円+税 (394円)

50,001円~

以降1万円ごとに+73円(税別)

納付額の1%前後決済手数料が発生してしまいます。これは、納付書を使って現金で支払った場合には発生しないお金なので、年に4回・物件を所有している限り支払っていくものと考えると決して安くはない負担となってしまうでしょう。

固定資産税を電子マネーで支払うと手数料0円

セブンイレブンやイトーヨーカ堂でお馴染みの、セブンアンドアイホールディングスが提供している“電子マネーnanaco”でも納税をすることができるというのをご存知ですか?

先ほどまでは、納付書は使わずにクレジットカードを使ってインターネット上で納税をする方法についてご紹介してきました。電子マネーで支払う方法というのは、『コンビニエンスストアに納付書を持っていき、現金ではなく電子マネーを使って決済をする』というやり方のことです。

セブンイレブンの店舗限定ではありますが、電子マネーnanacoを使って固定資産税を払うことができるのです。※納付書を持っていき、クレジットカードで決済することやSuicaやEdy・QUICPayといったその他の電子マネーサービスを選択することは出来ません。

具体的な方法としては、

    • 納付書をセブンイレブンのレジに持ちこみ、収納代行を依頼する
    • 支払方法でnanacoを選択し、決済する

と至ってシンプルです。このnanacoを使った決済方法であれば、クレジットカードの決済手数料のような諸費用は一切発生せずに電子マネー決済を行うことができるのです。

更に便利でお得に決済をしたいのであれば、nanacoをクレジットカードチャージにしてみましょう。自分の指定したクレジットカードからnanacoにお金をチャージするという方法です。すべてのカードが対象ということではありませんが、リクルートカードYahoo!JAPANカードからnanacoにチャージをするとチャージ金額に応じたポイントを貯めることができます。

リクルートカードから30,000円をnanacoにチャージをして、固定資産税をnanacoで支払うとします。リクルートカードのポイント還元率は1.2%なので、30,000円のチャージで360リクルートポイントが溜まります。(nanacoで決済すると決済金額に応じて付与されるポイント制度というものもありますが、税金の支払いは対象外となります。)つまり、30,000円の固定資産税を実質負担29.640円で納税したことになるのです。

チャージするクレジットカードこそ限られてしまいますが、決済手数料がかからずnanacoのチャージでポイントも得られるとなれば、非常にお得な納税方法と言えるのではないでしょうか?

固定資産税をクレジットカードで支払う注意点

ここまではクレジットカードで納税するメリットについて解説してきましたが、カード使用時にはいくつかの注意点があります。

  • 1.納付額に応じて、決済手数料が発生する

支払用紙での納税では、特別な手数料は発生しませんでした。しかし上述したようにクレジットカード払いにおいては納付する金額に応じて“決済手数料”というものが発生します。

決済手数料の細かい金額については、先ほどの表を参考にしてください。注目して見ていただきたいのは、納付額に対する決済手数料の割合です。

納税額とクレジットカード払いでもらえるポイントについて比較してみました。

 

決済手数料

ポイント還元率0.5%のカード

ポイント還元率

0.75%のカード

ポイント還元率

1%のカード

30,000円納税

236円

150ポイント

225ポイント

300ポイント

20,001円納税

236円

100ポイント

150ポイント

200ポイント

20,000円納税

157円

100ポイント

150ポイント

200ポイント

クレジットカードを使って納税するという方法を選ぶことで決済手数料が発生してしまいます。そのため、決済手数料よりも多くのポイントを得られるカードを使わないと損をしてしまうのです。

上記の例でいくと30,000円の納税を行う時は、ポイント還元率0.5%と0.75%のカードでは決済手数料の方が高くついてしまいます。一方でポイント還元率1%のカードを使えば得られるポイントの方が多いので差額分の64円分得をすることになります。

注意したいのは、決済手数料が変わるギリギリの金額を納税する時です。20,001円を納税する時には、ポイント還元率0.5%・0.75%・1%いずれのカードを使った場合でも決済手数料の方が高くついてしまうことがわかりますね。一方で20,000円を納税する場合には、ポイント還元率0.75%・1%のカードでポイントが決済手数料を上回るという結果がでています。

ユーザーの多い“高ポイント還元”をうりにしているカードでも、通常利用のポイント還元率は1%前後となっています。もちろん、提携のお店や期間限定キャンペーンなどで還元率が3%や5%中には10%近くなる高還元カードも存在します。しかし“納税”がそのような特別なキャンペーンの対象となっている例はなく、通常のポイント還元率が適用されるものと考えておきましょう。

「納税する金額とそれに伴う決済手数料」「利用するクレジットカードのポイント還元率と納税で得られるポイント」をしっかりと計算して比較することが重要となってきます。

  • 2.納付の都度、カードの手続きが必要

一度クレジットカードを使って納税したからといって、以降もずっと同じカードで決済が自動的に起こるわけではありません。納付の都度、自治体から送られてくる納付書を見ながらインターネット上で支払い手続きを行わなければなりません。

そのため、一度やったから以降は勝手にカードで請求が来ると思って油断していてはいけません。次の納税のタイミングにも忘れずに手続きを行いましょう。

  • 3.領収書が発行されない

会社勤務でマイホームなどの固定資産税を納めているという方はあまりピンと来ないかもしれませんが、領収書が発行されないという点もクレジットカード払いの注意点と言えるでしょう。

個人事業主や複数の土地や物件を所有しており個人で確定申告を行っている方などは、固定資産税をはじめとした税金の領収書が必要になることがあるでしょう。従来の支払用紙での納税の場合は、支払いをした場所で領収印を押してもらい、印のある控えが領収書として有効となります。

しかし、クレジットカード払いでは領収書の類は発行されません。納税した金額がわかればそれで良しという場合でも、近年クレジットカードは明細書を発行しない会社が増えてきているため、自分で納税額を書き留めておくかWEB明細サービスを遡って探す必要がでてきてしまいます。

納税証明書を発行してもらうという手もありますが、クレジットカード払いをしてからある程度日数が経たないと役所で納税の確認が取れないため、発行を依頼できるまでに数日のタイムラグが発生します。

(納税証明書…法人市町村税・個人住民税・固定資産税・軽自動車税など、市町村が納税先となっている税金すべてが対象。対象の税金の金額や納税の有無について記載されている。発行は市区町村の役所となる。)

以上3点の注意事項を頭に入れて、上手にクレジットカードで固定資産税を納税していきましょう。

まとめ

固定資産税をクレジットカードで払うことは、私たち納税者にとってメリットが大きいことがわかりました。払い忘れが起こりにくく、気づいた時にインターネットから手軽に納税ができるのは非常に大きな利点です。

同時に、ポイント還元率の高いクレジットカードを利用することで、現金払いでは得られないポイント還元を受けることができます。一生払い続ける税金だからこそ、ポイント還元を受けて少しでもお得に納税してみませんか?

手続きの方法などは市区町村によって対応が異なる場合がありますので、自治体のホームページや納税課に問い合わせてみましょう。

ライター紹介 横山かおり

クレジットカードのマイル収集のために、すべての支払いをクレジットカードに依存するクレカマニア。作成したクレジットカードは数知れずマイルで旅行した国も数知れず。

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