クレジットカードの支払い延滞のリスク!初心者にもわかりやすく解説

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「クレジットカードの支払いを延滞するとどうなってしまうんだろう…ちょっとだけなら大丈夫かな?」

クレジットカードの支払い請求はいきなりやってくるので、「気付いた時には口座にお金が入っていなかった!」なんていうことってありますよね。今回はクレジットカードを延滞した時に起こるリスクを全て解説し、延滞が起きないようにする対策方法を紹介します。

クレジットカードの延滞はリスクが非常に高いので、出来るだけ支払いはきっちりとすませておくべきです。この記事を読めば「お金がない」「支払日を過ぎてしまった」など最悪な状況でも、支払い延滞を回避する秘訣がわかります。

クレジットカードの支払い延滞のデメリット

クレジットカード支払い延滞のデメリットは、大きく分けて3つあります。

  • 信用情報にキズがつく
  • 延滞金を支払わなければならない
  • 更新されない、最悪の場合強制解約も

それぞれのデメリットの大きさを理解すれば、あなたも支払い延滞をできる限り回避するべき理由が理解できます。「ちょっとぐらいなら大丈夫」という油断が長い間後悔することになりかねませんので、ここでしっかりと理解しておきましょう。

信用情報にキズがつく

あなたがクレジットカードを使用した時の履歴は、全て「個人信用機関」というところに集められています。このときの情報はカード会社や銀行など金融関係は全て閲覧できるようになっています。個人信用情報にキズがつくことの怖いところは「具体的なデメリットはすぐにはわからないのにそのダメージは長期にわたって続く」というところにあります。

数日の支払い延滞を1回しただけでは信用情報にキズがつくことはほとんどありませんが、次のような状況になったら信用情報にキズが付く可能性がかなり高くなります。

  • 数日の支払い延滞を半年以上繰り返す
  • 1週間以上の支払い延滞を2、3回繰り返す
  • 2週間〜1ヶ月以上の支払い延滞をする
  • 過去5年間の間に61日以上の支払い延滞をする

信用情報にキズがつくと、これから解説するデメリットが生じます。特に61日以上の支払い延滞があると、いわゆる「ブラックリスト入り」してしまい個人信用機関に5年間その情報が蓄積されることになります。

新しいカードが作りにくくなる

信用情報にキズがつくと、まず新しいカードを作るのが難しくなります。あなたが新しいクレジットカードを申し込む時、カード会社はあなたが書いた申込書に加えて、必ず信用情報も確認します。

それでもしあなたがどんなに年収が高くても、信用情報にキズがあることがわかれば審査が通らなくなる可能性があります。特にゴールドカード以上のステータスカードは審査が通るのはかなり難しくなるでしょう。同様の理由で自分が今持っているカードをゴールドカードなどにグレードアップしたくても、信用情報にキズがついているならまず不可能になります。

ローンが組めなくなることがある

クレジットカードによって信用情報のキズがつくと、クレジットカード関連だけではなく、車、家などすべてのものにローンが組めなくなることがあります。個人信用情報は、カード会社だけではなく金融関係すべてが自由に閲覧できるようになっていますので、お金を貸す側の銀行もローンを組む前に必ずあなたの信用情報を確認するからです。

もしあなたの信用情報にキズがついている、つまりクレジットカードの支払いを毎月きちんと納めていないことがわかれば、銀行側としてはあなたが金額の大きいローンを組みたいと思っても、リスクが大きすぎるので審査を通すことはできないでしょう。

延滞金を支払わなければならない

クレジットカードの支払い延滞のデメリットとして延滞金があります。延滞金をどれくらい取るかはカード会社によりますが、上限金利が年利で20%となっています。上限の20%場合、20万円の支払い延滞が30日続くと次のような金額になります。

200,000円×0.20/365=1日当たり110円

110円×30日=1ヶ月3,300円

この3,300円に加えて、もし振込手数料がかかるならそれもあなたの負担となります。このように支払い延滞をするとキャッシングをしたのと同様にお金がかかり、それに加えて信用情報もキズがつきますので絶対に避けておきたいところです。

更新できない、最悪の場合強制解約される

クレジットカードは基本的に5年ごとに更新となっていますが、支払い延滞を繰り返していたり、料金を滞納していたりすると更新されなくなってしまう可能性があります。注意しておきたいのは、支払い延滞をしているクレジットカードだけではなく、あなたが持っている別のクレジットカードも(例え支払い延滞をしていなくても)更新できなくなる可能性があります。

さらに延滞の額や長さによっては、クレジットカードを強制解約させられたり裁判沙汰にさえなったりしまう可能性があります。ここまでの状況になってしまうのはまれですが、それでも短い延滞でも繰り返していると、クレジットカード会社との信用はどんどんなくなってしまいます。そのような事態を避けるためにも、「支払い延滞を出来るだけしない」という心掛けが大切です。

クレジットカードの支払い延滞をしないために事前にすること

クレジットカードの支払い延滞をしないためには、次の3つのことを事前にしておく必要があります。

  • 締め日・引き落とし日を確認する
  • 引き落とし口座の残高確認のクセをつける
  • 口座への入金は引き落とし日の前日までにする

これらのことをしっかりと意識しておけば、「お金があるのに支払いできなかった」という事態を避けることができます。それぞれを詳しく解説しますね。

締め日・引き落とし日を確認する

あなたの持っているすべてのクレジットカードの締め日と引き落とし日を確認しておきましょう。締め日・引き落とし日はカード会社によって違いますが、カードを利用してから請求するまでに最大で2か月かかりますので、確認しておかないと忘れてしまった時に請求がくることになります。

クレジットカードの締め日とは「その月にクレジットカードを使った支払い金額が決定する日」で、支払日とは「締め日で決定された金額が銀行から引き落とされる日」です。締め日に支払日に決定した金額が1円でも足りなければ銀行から引き落とすことができなくなり、支払い延滞となってしまいます。

締め日から支払日までは大体1か月ほどありますので、締め日で金額が決定されたならすぐに登録している銀行口座の残高を確認し、もし足りないなら出来るだけ早く、少なくとも締め日の前日までには入金するようにしてください。

引き落とし口座の残高確認のクセをつける

引き落とし口座の残高確認のクセをつけておけば、支払い延滞を避けることができます。特に複数のクレジットカードを1つの口座から引き落としにしている場合、いつの間にかお金がなくなっていることがあるからです。クレジットカードを利用した日付が、締め日の前日なら支払日まで約1か月になりますが、締め日の翌日なら支払日まで約2か月あることになります。

このようにクレジットカードで買い物してから支払い日までの期間が1か月〜2か月と差がありますので、高額な買い物をした時忘れた頃に請求が来ることがあるからです。今は郵貯を含め、ほとんどの口座がスマホさえあればいつでも残高がチェックできますので、お持ちの口座の残高確認法をチェックしておきましょう。

口座への入金は引き落とし日の前日までにする

口座の残高が足りないことに気づいた場合、引き落とし日の前日までに入金するようにしてください。なぜなら銀行口座によって引き落としをする時間が違いますし、1日複数回する銀行もあれば、1回しか引き落としをしないところもあるからです。

また同じ銀行でも支店や提携しているクレジットカードによっても引き落とし時間が変わることもあります。提携している銀行に問い合わせをすれば詳しい引き落とし時間を教えてくることもありますが、前日に入金すれば確実です。当日まで大丈夫と思って油断していると危ないので、「引き落とし日の前日が入金最終日」と覚えておきましょう。

クレジットカードの支払い延滞をしてしまいそうな時

今まで支払い延滞を避けるために事前にできることについて考えてきましたが、物理的にお金がなくて支払い延滞をしてしまいそうな場合でもまだ支払い延滞を避ける方法があります。以下のようなクレジットカードの便利な機能を利用すれば、お金がなくても支払いを済ませることができるからです。

  • 後から分割
  • 後からリボ
  • クレジットカードのキャッシングサービス

これらの機能を使ってクレジットカードの支払い延滞を避ける方法やタイミングについて、詳しく解説していきますね。

分割払いやリボ払いに変更できる場合は変更する

クレジットカードにはまとまったお金がなくてもショッピングができるように、分割払いやリボ払いというシステムがあります。分割払いとは1回の買い物を複数の月に分けて支払う方法で、リボ払いとはその月の買い物を複数の回数に分けて支払う方法です。

そしてクレジットカード会社によっては「後から分割」「後からリボ」というものがあり、各クレジットカード会社が定めている「変更締め切り日」前までならお支払い方法を変更することができます。

つまりいつも通りクレジットカードで一括払いをした後、「今月は支払いができそうもない」と気づいたなら、分割払いやリボ払いに変更することによって物理的にお金がなくても支払い延滞を避けることができます。

分割払いはリボ払いに比べて手数料が安く、二回払いやボーナス一括払いなら手数料が無料になることもありますが一回の買い物しか分割にできません。それで総額の支払いがどれくらいになるかをよく計算する必要があります。

一方リボ払いは分割払いに比べて手数料がやや高いですが、その月に買い物全てを特定の額に分けることができるというシンプルな支払い方式です。例えば口座に10万円しか入っていないのに、その月に合計50万円使ってしまったなら、「毎月10万円のリボ払い返済にする」ということも可能です。このようにリボ払いは「絶対に支払い延滞を避けたい」という時に特におすすめです。

なおリボ払いと分割払いの違いについては、「分割払いとリボ払いの違いって?メリットとデメリットを理解してどちらがお得か比較してみよう」で詳しく解説していますので、あわせてお読みください。

キャッシングでお金を借りて口座へ入金する

変更締め切り日に間に合わなくてお支払い方法が変更できなくても、クレジットカードのキャッシング機能を使ってお金を借りて口座へ入金するという方法があります。クレジットカードにはキャッシング機能があり、それぞれ設定されている限度額までなら審査することなくATMなどからいつでも自由にお金を借りることができます。

キャッシング手数料は支払い延滞となった時の延滞金とほぼ同じで信用情報にキズがつくことがありませんので、キャッシングをしてでも支払いできるようにしておくべきでしょう。ただしすべてのクレジットカードがキャッシング出来るわけでなく、キャッシング枠が0円のクレジットカードもありますので、自分のカードのキャッシング枠を確認しておきましょう

クレジットカードの支払い延滞をしてしまった場合

クレジットカードの支払い方法の変更や入金が間に合わなくて、クレジットカードの支払い延滞をしてしまったなら、「クレジットカード会社にすみやかに電話」をして「できるだけ早く入金する」ようにしましょう。これらのことを行えば、支払日が過ぎても信用情報にキズかついたり延滞金を支払ったりすることを避けることができる可能性があります。

クレジットカード会社にすみやかに電話をする

支払日が過ぎてから請求額が足りないことに気づいたら、まず速やかにクレジットカード会社に連絡しましょう。これだけでクレジットカード会社からの信用がかなりの程度守られることになります。

また場合によっては、登録されている銀行口座から再引き落としできることもあり、再引き落としをする日付や時間を教えてくれます。この場合再引き落としの時間までに入金ができていれば、クレジットカード会社から「支払いを延滞していない」とみなされることになります。

できるだけ早く入金する

クレジットカード会社に連絡したら、「登録されている銀行口座から再引き落としをする日付と時間を教えてくれるか」「銀行振込、コンビニ払いなどを指定されるか」のどちらかになります。いずれにしてもできるだけ早く入金するようにしてください。

どちらの場合も締切日があり、その日を過ぎると再びカード会社があなたに連絡する手はずを整えなければならなくなります。そうなると結局あなたの信用情報にキズかついたり支払うまでの期間の延滞金が発生したりするようになります。

まとめ

今回は支払い延滞になってしまった時のリスクと対処法について解説しました。支払い延滞になると、信用情報がキズついて社会的な信用を失い、延滞金を支払わなければならなくなります。しかし支払い延滞を回避する方法はたくさんあります。

例えば下記の条件の場合、次のように対策しましょう。

  • 締日:月末
  • 変更締切日:20日
  • 支払日:25日

1日

・前月のカード利用額の確認する

・口座に入金されている額を確認する

〜20日

・口座に請求額の分だけ入っていないならすぐに入金する。

・入金するお金がないなら、支払い方法を「後から分割」や「後からリボ」に変更する

20日〜24日

・この時点で足りないことに気づいたなら、キャッシング機能を使って入金する

25日〜

・この時点で足りないことに気づいたらできるだけ早くクレジットカード会社に電話して、入金や支払いをする

今回解説した方法を駆使すれば、事実上支払い延滞はほぼ回避できます。一度の支払い延滞による悪影響は最大で5年続くことになりますので、この記事で書かれていることを実践して支払い延滞にはできるだけならないようにしておきましょう。

 

ライター紹介 横山かおり

クレジットカードのマイル収集のために、すべての支払いをクレジットカードに依存するクレカマニア。作成したクレジットカードは数知れずマイルで旅行した国も数知れず。

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