オリコカードが不要で解約したいと思ったときに、どのような方法で解約できるか知りたくなりますよね。オリコカードを解約する際は、電話もしくは書類郵送の手続きが必要となります。
合わせて、ポイントの失効や、支払方法の変更など、様々な注意点にも気をつけなければいけません。この記事で解約の具体的な方法に加えて、解約の前に注意すべき点について解説していきます。
目次
オリコカードの解約手続きは、それほど面倒な工程がなく、スムーズに解約可能です。オリコカードの解約は、書類へ必要事項を記入して返送するか、電話連絡をすることで解約できるしくみです。
2つの方法から選んで解約できるので、受付時間内に電話連絡が可能な場合は電話で、電話連絡が難しい場合は、脱会届の郵送で解約するのが良いでしょう。
オリコカードの解約は、電話で行うことが可能です。以下の問い合わせ先へ、連絡しましょう。
<オリコカードセンター>
北海道 |
011-261-6002 |
---|---|
東北 |
022-215-2655 |
関東・甲信越 |
049-271-3330 |
東海・北陸 |
052-735-3525 |
近畿 |
06-6821-3860 |
中国・四国 |
082-225-5360 |
九州・沖縄 |
092-722-5477 |
いずれも、受付時間は、9時30分~17時30分・年中無休です。音声ガイダンスが流れている際に、以下の順番にプッシュフォンのボタンを押して、解約の連絡に進めます。
「解約のご連絡」を選択すると、担当のオペレーターに繋がり、解約の手続きができるしくみです。なお、電話で解約する場合は、本人が連絡する必要があることにご注意ください。毎月20日や27日前後は、利用明細到着や、引き落としなどがあるため、窓口が混み合います。時間に余裕を持って問い合わせる、混み合いやすい日程を避けて電話をかけるなどして、対策しましょう。
「脱会届」の郵送でもオリコカードを解約することができます。電話での手続きが難しい人は郵送で解約しましょう。脱会届に以下の情報を記入して、返送しましょう。
脱会届への記入は、黒のボールペンで行う必要があり、鉛筆や消えるペンなどでの記入はできません。返送後に、オリコ側で手続きが行われたのち、オリコカードは解約となります。解約には、脱会届の投函から1週間~10日ほどかかるので、即日解約にはなりません。
オリコカードの解約に必要な「脱会届」は、公式サイト内にあるPDFファイルの印刷で用意できます。自宅にプリンターがない場合は、PDFファイルをUSBメモリなどに保存し、コンビニにあるコピー機を利用して印刷しましょう。ファミリーマートやセブンイレブン、ローソンなど、様々なコンビニにコピー機が設置されています。
どうしてもPDFファイルの印刷が難しい場合は、オリコカード公式サイトの「資料請求」で、脱会届を郵送してもらうこともできます。しかし、資料請求の場合は、自宅に書類が届くまでに1週間ほどの待ち時間が発生してしまいます。解約を急いでいる場合は、自分でPDFファイルを印刷した方が、時間を短く済ませられるでしょう。
オリコカードの中には、脱会届の郵送では解約できないカードも存在します。外部サービスと提携しているクレジットカードで、提携先会費の加算がある、フィットネスクラブ・ファンクラブ系のカードや、特定の会社の社員カードなどです。
例えば、オリコカードが発行している「コジマ社員カード」を解約したい場合は、コジマの会社本部に解約を申請する必要があります。「マツモトキヨシ社員カード」も同様に、マツモトキヨシの会社本部へ申し出なければ解約できません。手持ちのオリコカードが、提携カードの場合は、正しい解約方法について電話などで問い合わせ、確認しましょう。
法人向けのクレジットカードである、オリコビジネスカードを解約する際は、前項でも紹介した、オリコカードセンターへ連絡する必要があります。公式サイトで配布されている、PDFファイルの脱会届からは解約できず、専用の解約届が必要となっているからです。オリコビジネスカードを持っている場合は、間違えて個人向けの脱会届から解約しないよう、ご注意ください。
オリコカード会員向けの、WEB上での利用明細確認サービスである「eオリコサービス」は、インターネット上で退会可能です。eオリコサービスへログインしたら「各種登録・変更」を選べば「サービス退会」の手続きを行えます。オンライン上でのWEB明細や、ポイント明細確認などが不要になった場合は、必要に応じて退会しましょう。
オリコカードの追加カードである、ETCカードや、家族カードも、脱会届を使って解約できます。オリコカードの本会員カードを解約すれば、自動的にそれぞれ解約となります。
しかし、もしも本会員カードは継続で使いたい場合は、脱会届を利用して、ETCカードや家族カードだけを解約しましょう。脱会届にある、家族カードやETCカードの番号記入欄に、解約したいカードの番号を入れればOKです。
本会員のクレジットカード番号を記入すると、合わせて本会員カードも解約になってしまうので、追加カードだけを解約したい場合は、誤って記入しないように気をつけましょう。なお、家族カードや、ETCカードの番号は、脱会届にそれぞれ2つまで記入できます。3枚以上カードがある場合は、脱会届をもう1つ用意して、手続きをしましょう。
オリコカードを解約する際は、いくつかの注意すべきポイントがあります。それぞれチェックして、手続きに関する疑問・不安を解消してください。
オリコカードにおいて、まだ支払いを終えていない請求がある場合は、解約にあたって全て支払い終える必要があります。一括払いの利用はもちろん、リボ払いや分割払いで支払っている金額も、しっかり支払わなければいけません。
解約手続き自体は、未払い金額がある状態でもできますが、未払い金額は解約後も請求されることとなるので、ご注意ください。
オリコカードを解約したら、手元に残った解約済みのカードは、ハサミで切って処分しましょう。オリコカードの脱会届を郵送してから、実際に解約処理が行われるまでは1週間〜10日かかります。
もしも、裁断せずに処分すると、ゴミ袋などから誰かがカードを拾い、不正利用をしてしまう恐れがあるので、ご注意ください。ハサミで切ってから処分すれば、コンビニなどでの利用ができなくなるので、不正利用を防げます。
オリコカードの前面に記載されている、有効期限月の前後に、有効期限が更新された新カードが届きます。新カードが届くタイミングと、カードの解約タイミングが重なった場合、新しいカードが自宅へ届いてしまうこともあります。しかし、脱会届を提出すれば、もれなく解約手続きが行われます。新カードもハサミでカットして、処分してしまいましょう。
オリコカードでは、基本的に、カード解約時に「解約通知」のメールや書類は届きません。しかし、脱会届へ記入する際に発行を希望すれば、後日自宅へ脱会通知書が届きます。
新しくローンを契約する予定があるなどの理由から、提出を求められる可能性がある場合は、脱会通知書の発行を行っておくと良いでしょう。
解約予定のオリコカードを、家賃の支払いに利用している場合は、オリコカードの解約前に、支払い方法の変更手続きを行っておきましょう。もしも手続きをしないと、カードの引き落としができなくなり、家賃未払いによるトラブルなどへ発展してしまう可能性があります。家賃引き落とし方法の変更には、時間がかかるケースもあります。解約を考えている方は、早め(解約手続きをする1〜2ヶ月程度前)に支払い方法の手続きを始めましょう。
水道や電気、ガスなどの公共料金や、動画配信サービスなどの毎月の支払いにオリコカードを使っている場合は、カードの解約前に、それぞれの支払い方法を変更しましょう。家賃の支払いと同様、それぞれ変更完了までに、時間がかかることもあります。早めに手続きをして、全ての変更が終わった時点で解約するのが良いでしょう。
支払い方法の変更完了前に解約をしてしまうと、解約後にも請求が届き、オリコカードからの引き落としが発生する場合があります。
オリコカードの解約は、年会費請求月の前月末日までに行う必要があります。年会費請求月は、カードを契約した翌々月27日に請求されるしくみです。例えば、1月にカードを契約した場合は3月27日に年会費が引き落とされます。例えば、1月にカードを契約した方は、年会費請求月が3月となるので、2月末日までに解約すれば、年会費の請求を避けての解約ができることを覚えておきましょう。
オリコカードを解約すると、貯めていたポイントが失効します。ポイントを無駄にしたくない方は、オリコカードを解約する前に、ポイントをできる限り使い切っておきましょう。
オリコカードでは、カードごとに「暮らスマイル」または「オリコポイント」が貯まります。それぞれの貯まり方や、交換に必要なポイント数は、以下の通りです。
|
貯まり方 |
交換に必要な最小ポイント数 |
---|---|---|
暮らスマイル |
1,000円につき1スマイル(オリコカードなど) |
200スマイル |
オリコポイント |
100円につき1ポイント(Orico Card THE POINTなど) |
500ポイント |
ポイントを無駄にしたくない場合は、交換に必要な最小ポイントを獲得し、景品と交換してから解約しましょう。
オリコカードを解約すると、もれなくETCカードも同時解約となります。ETCカードをオリコカードで発行し、有料道路の走行に使っていた方は、解約前に別のETCカードを用意するなどして、対策しましょう。例えば、JCB一般カードなら、ETCカードを無料で発行・利用できます。
オリコカードを解約すると、本会員カードと合わせて利用していた「家族カード」も、もれなく解約されます。家族カードを利用していた場合は、他に所有している・新たに発行したクレジットカードに家族カードを追加させたり、家族それぞれがクレジットカードを申し込んだりして、対応しましょう。
オリコカードを解約したいと考えている理由が「年会費が高いこと」である場合は、他のクレジットカードへの乗り換えもおすすめです。例えば、「オリコカード」は年会費が1,375円(税込)なので「もっと年会費が安いカードを使いたい」と感じるケースもあるのではないでしょうか。
オリコカードの中には、年会費が無料の選択肢がありますし、オリコカード以外のクレジットカード会社でも、年会費無料でカードを使えるものがたくさんあります。
Orico Card THE POINTは、年会費無料で利用できる、オリコカードのクレジットカードです。主な特徴は、以下にまとめた通りとなっています。
年会費 |
永年無料 |
---|---|
ポイント還元率 |
1%(100円につき1ポイント)、入会後6ヶ月間は2%還元 |
国際ブランド |
Mastercard、JCB |
保険 |
紛失・盗難保障のみ |
入会資格 |
18歳以上(高校生を除く) |
通常時から1%の高還元でありながら、年会費は無料であるため、カードを持ち続けても負担になることはありません。必要に応じて申し込み、活用してみてください。
総合評価 |
---|
4.1 |
ポイント還元率は常に1%以上でポイントがたまりやすい!入会後6ヶ月間はポイント還元率がなんと2%!電子マネー「iD」と「QUICPay」の2種類が使えて、小額のお買い物でもポイントがどんどんたまります。主婦やアルバイトの方で審査が不安な方はキャッシング枠をゼロに設定するのがおすすめ!
オリコカード以外で、年会費無料で使えて、なおかつポイント還元率が高く、使い勝手が良いクレジットカードは、主に以下の4つです。
いずれも「年間○○円以上利用」「○○サービスへの登録」といった細かい条件なしで、年会費無料での利用が可能です。オリコカードから、他のカード会社の高還元カードへ移りたい場合は、それぞれ検討してみてください。
ポイント還元率が高く、ポイントが貯まりやすいカード。楽天市場での買い物はいつでも4倍のポイント付与率!
年会費無料なのに驚きの高還元率1.2%でとにかくポイントが貯まる!モバイルsuicaでチャージしても1.2%も付く。使い方次第で最大4.2%ポイント還元!貯まったポイントはPontaポイントやマイルに交換も可能
年会費永年無料なのにポイント2.5倍で還元率なんと国内最高水準の1.25%!毎日のお買い物や公共料金のお支払い、旅行先でのご利用など、いつでもどこでもポイント高還元。ネットショッピングなら最高レベルの還元率1.75%以上!さらに、海外旅行保険が最大2,000万円自動付帯で保険も充実。
オリコカードは、カードの利用状況によっては、解約を希望していなくても、強制解約になる場合があります。主に、クレジットカードでカードの請求額を支払わずにいた場合に、最終的に強制解約になってしまうしくみです。
オリコカードを今後も使い続けたい場合は、クレジットカードの利用を適切に行い、利用金額を毎月正しく支払いましょう。
オリコカードの解約は、脱会届の提出や、オリコカードセンターへの電話連絡で行えます。(オリコビジネスカードは、オリコカードセンターへの連絡が必須)
オリコカードを解約すると、もれなくポイントは失効し、合わせて利用していた、家族カードやETCカードも含めて解約になるので、ご注意ください。カードの解約手続きをしてから、実際に解約が行われるまでには、1週間〜10日程度かかります。
オリコカードを、家賃や公共料金など、毎月の利用金額引き落としに使っている場合は、解約前にそれぞれの支払い方法を忘れずに変更しておくよう、気をつけましょう。