ディスカバーカードは日本で利用できる?世界シェア第7位の国際ブランドを徹底解説 

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クレジットカード業界において「世界5大国際ブランド」という表現はすでに古く、今では銀聯(ぎんれん)カード、そしてディスカーバーカードも加わって「世界7大ブランド」と言われるようになりました。「でも日本でディスカーバーカードを持っている人もディスカバー加盟店もほとんど見かけないから関係ない」と思われるかもしれません。

しかし実はディスカーバーカードは日本国内のほとんどの場所で使えるカードです。またディスカバーがついてないクレジットカードでも、ディスカバー提携店で使える店は日本にたくさんあります。そしてディスカバーカードの爆発的な人気から将来的には日本でもディスカバーを持つ人が増えてくることも予想されます。今回はそんなディスカーバーカードの特徴や魅力そして利用の仕方などディスカバーカードに関する情報を全て徹底解説します!

ディスカバーカードは世界シェア第7位

ディスカバーカードは7大国際ブランドの中でシェア率第7位、つまり最下位の国際ブランドです。しかしこれはディスカーバーカードが不人気であるというわけではありません。むしろディスカバーのクレジットカードとしての始まりが1985年、国際ブランドのひとつとなったのが2005年である新しいカードであるということを考えますと、急速にシェアを伸ばしたブランドということができるでしょう。国内ですでにVISA、マスターカードを含む4つの別の国際ブランドがあるアメリカで一つの国際ブランドとして確立できたのはそれなりの理由があるからです。

クレジットカードの主要国際ブランドは7種類

ではディスカバーカードの特徴について解説する前に、まずクレジットカードの7種類の主要国際ブランドについて説明します。まず簡単に表で確認してみましょう。

シェア順位

国際ブランド

世界シェア率

本社所在地

1位

VISA

約50%

アメリカ

2位

Mastercard

約26%

アメリカ

3位

銀聯(ぎんれん)

約20%

中国

4位

アメリカン・エキスプレス(以下アメックスとする)

約3%

アメリカ

5位

JCB

約1%

日本

6位

ダイナースクラブ

1%未満

アメリカ

7位

ディスカバー

1%未満

アメリカ

このようにディスカバーカードは、他の国際ブランドと比べるとシェア率がまだまだ低いのが現状です。ちなみにここでいうシェア率というのは決済額のシェア率で、利用できる率ではありません。例えばMastercardの世界シェア率は26%ですが、世界のほとんどの場所で使うことができます。ディスカーバーカードはシェア率こそ1%未満ですが世界の多くの場所で使うことができるようになっています。それではそれぞれの国際ブランドの特徴について順に解説していきましょう。

VISA

世界第1位で圧倒的なシェアを誇るブランドです。クレジットカードは当初アメックスとダイナースカードの2社しかなく、富裕層向けでした。しかしVISAの出現によりクレジットカードは庶民でも持てるというイメージを確立することに成功しました。今ではVISAは世界の200以上の国や地域で使うことができるカードで、「VISAがあればクレジットカードを利用できる店舗ならならほとんどの店で使うことができる」とも言われています。もし海外に行く予定があるならVISAは必須と言えるでしょう。

Mastercard

世界第2位でシェア率26%の国際ブランドです。シェア率こそVISAの半数ですが使える国や地域また店舗数はVISAに負けないほど多く、VISAと同様世界のほとんどの店で使うことができるカードです。加えてMastercardは海外キャッシングやショッピングをするときの手数料が安いので、海外によく行かれる方や長く在住する方は「VISAよりもMastercardがいい」という人も少なくありません。

銀聯(ぎんれん)

銀聯カード(正式名称UnionPay)は2012年に中国で設立された、国際ブランドの中でも最も新しいブランドです。にも関わらず現在すでにJCBやアメックスを超して世界第3位のシェア率となっています。銀聯カードは他の国際ブランドと違い、基本的にはクレジットカードというよりはデビットカードの特徴を持っているカードです。つまりカード会社が一時的に支払いを立て替えている他のクレジットカードとは違い、銀聯カードはショッピングをするとき銀行から直接引き落としをしています。

通常クレジットカード会社は手数料をお店から徴収していますが、デビットカードである銀聯カードは誰も手数料を支払っていません。つまりお店側としたら、是非とも銀聯カードと提携し、お客さんにもできるだけ銀聯カードで支払って欲しいと思っています。こうした理由から銀聯カードのシェア率は爆発的に増えています。「近い将来銀聯カードはMastercardを、そしてVISAでさえ抜かすのではないか」とまことしやかに囁かれるまでになっています。そんな銀聯カードはディスカバーカードとも提携を結んでいますので、デイスカバーカードがあれば銀聯カード提携店でも使えることになっています。

アメックス

世界第5位のシェア率であるアメックスは富裕層向けに発行されたカードで、ダイナースクラブに次ぐ老舗ブランドです。ステータス性の高さが特徴で、カードの特典も高いですが、その分年会費が高いことでも有名です。アメックスはディスカバーカードと同様JCBと提携を結んでいます。

JCB

日本が誇る唯一の国際ブランドであるJCBは国内では加盟店舗数が最も多い国際ブランドです。世界的にはシェア率1%と少ないですが、日本がよく行く外国の多くでは提携する店が増えています。ただしやはりVISAやMastercardと比べると加盟店はまだまだ少ないため、海外に行く人はJCBの他にもう一枚VISAかMastercardを用意しておいたほうがいいでしょう。またJCBはアメックスやダイナースクラブと提携しているのに加えて、ディスカバーとも提携を始めています。

ダイナースクラブ

世界シェア率1%未満で第6位のダイナースクラブは、日本人による認知度はあまり高くありませんが実は世界で初めてクレジットカードと作ったブランドでもあり、日本で初めてクレジットカードを発行したブランドでもあります。審査は厳しく年会費は高く、27歳以上は会員になれないなど、富裕層向けのステータスカードとしての条件が揃っています。国際ブランドの中で最も古い歴史を持つダイナースクラブですが、2008年からディスカバーカードの傘下に入るようなりました。つまりアメリカで最も新しい国際ブランドである国際ブランドが最も古い国際ブランドを吸収したことになります。

ディスカバーカードの利用者は世界で5000万人以上

世界シェア率最下位のディスカバーカードですが、アメリカ人カナダ人を中心に世界で5000万人以上の利用者がいます。VISAは20億人以上、Mastercardは10億人以上の利用者がいるということを考えると、利用者5000万人という数は少し少ないと思う方もいらっしゃるかもしれません。しかしディスカバーカードの歴史について知ると、この新しいクレジットカードがどれほどすごいかをよく理解することができます。

ディスカバーカードの基本情報

ディスカバーカードは利用者5000万人以上、加盟店数400万以上あるカードです。もともとシアーズという百貨店運営企業によって1985年に設立され発行され始まったのがディスカバーカードです。VISAやMastercardなど他の国際ブランドと提携を行わない独自のクレジットカードで、当初は百貨店だけに使うカードでした。しかしこのカードは徐々に人気を集め、その後2005年には世界に進出し国際ブランドとして認められるようになりました。その後2007年にはディスカバー・ファイナンシャルグループとして独立し、2008年に当時世界シェア第5位のダイナースクラブを買収しました。今ではアメリカにおいてVISA、Mastercardに次ぐ第3位のシェア率を誇っています。

例えるなら日本のAEONが発行するイオンカードが、イオングループのみで使える国際ブランドなしのクレジットカードを発行し、国際ブランド化を果たしたようなものです。このように「ただの百貨店のカード」だったディスカバーカードが独立し、国際ブランドの一つになったという歴史を考えると、これからもシェア率はどんどん拡大していくことは容易に予想できます。

ディスカバーカードの魅力

ディスカバーカードには、他のクレジットカードの国際ブランドにはない魅力がいくつかあります。ほとんどのディスカバーカードは年会費無料ですが、利用限度額が高いので限度額を気にせずにショッピングをすることができます。そしてカード利用による高還元率が1%以上と非常に高く、しかもキャッシュバックで還元してくれます。繰り返しますがディスカバーカードを利用すると、ポイント還元ではなくキャッシュバックしてくれるんです。

しかも定期的に開催さえるキャンペーン時期にはキャッシュバック還元率が5%というのもあり、この時期に多くのアメリカ人がこぞってディスカバーカードでショッピングを楽しみます。もともと百貨店のカードだったディスカバーカードは、お客であるカード会員がよりショッピングを楽しめるようなサービスを提供しているというのが魅力ですね。加えてディスカバーカードはシェア率の割には世界で使える場所が多いというのも魅力のひとつです。その中にはJCBはもちろんのことVISAやMastercardさえ使えない店舗も含まれています。ではディスカバーカードはどの国や地域で使うことができるのでしょうか。

ディスカバーカードが使える国・地域

ディスカバーカードは、使える国や地域がかなり広がっています。アメリカ、カナダ、メキシコなど北アメリカを中心に、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ベトナム、韓国、台湾、香港、中国などアジアの多くの国でも使うことができます。さらにハワイやグアムなどアメリカ領の島々でも使うことができます。このようにディスカバーカードは、日本人がよく行く国や地域の多くで使うことができるようになっていますので、日本人ととても相性のいいカードともいえます。

銀聯(ぎんれん)とJCBと加盟店の相互開放を締結

ディスカバーカードが使える国や地域が多いのは、ダイナースクラブを買収した上に、銀聯(ぎんれん)とJCBと加盟店の相互開放を締結しているからです。つまりディスカバーカードがあれば7大国際ブランドのうちの4つ、半分以上の国際ブランド加盟店で使えることになります。これら4つを合わせてもシェア率第1位のVISAや第2位のMastercardには遠く及びませんが、それでもディスカバーカードはVISAやMastercardでは使えない多くの店舗で使うこともできます。

例えば中国では銀聯カード以外は使えないというショップがたくさんあり、VISAやMastercardでさえ決済できません。しかしディスカバーカードなら銀聯カードと提携していますので、中国のほとんど全てで利用することができます。もしVISAカードとディスカバーカードの2つがあれば、世界のほとんど全ての場所のクレジットカード提携店を利用できることになります。

ディスカバーカードは日本で利用できる?

ではディスカバーカードは肝心の日本で利用できるのでしょうか。答えは「利用できるがほとんどの日本人は使えない」というものです。つまりディスカバーカードをもっている人は日本のほとんどの店で利用できますが、日本人のほとんどはディスカバーを利用できないということです。その理由を順に詳しく説明していきますね。

日本でディスカバーカードは利用できる

まずディスカバーカードは日本のほとんどのショップで利用できます。すでに解説した通りディスカバーカードはJCBと提携しているからです。JCBは日本のほぼ全てのショップやオンラインのショップで利用できますので、ディスカバーカードも同様に利用できます。

ただし「海外発行のクレジットカードは利用できない」という店もありますので、一部の店舗ではJCBの表示があってもディスカバーカードを使うことはできません。しかしほとんどのJCB加盟店はディスカバーカードを使えるようにしていますので、外国人でディスカバーカードを持っている人がいたら教えてあげましょう。

日本ではディスカバーカードを発行することはできない

もし日本でディスカバーカードを発行すれば、日本のほぼ全てで利用することができますが、残念なことに今のところ日本ではディスカバーカードを発行することはできません。わざわざディスカバーカードを発行するためにアメリカに移住するのは現実的ではありませんので、ディスカバーカードは「日本で利用できるがほとんどの日本人は実質使えない」ということになります。

海外のディスカバー加盟店でJCBカードを利用することはできる?

JCBと加盟店の相互開放を締結していますので、海外のディスカバー加盟店でJCBカードを利用することはできます。特にアメリカやカナダではJCBとは加盟していないけどディスカバーとは加盟しているという店はたくさんあります。ただし店舗によってはJCBとディスカバーが提携しているという情報を知らない店員もいて、支払いを拒否される場合もあります。もちろんVISAやMastercardがあればほとんどの店でクレジットカード払いができますが、もしもの時のために「JCBがあればディスカバー加盟店も利用できる」ということを覚えておきましょう。

まとめ

今回はアメリカ生まれの新しいクレジットカードの国際ブランドディスカバーカードについて解説しましたがいかがだったでしょうか。ディスカバーカードは世界シェア率最下位で、利用者は5,000万人しかいませんがアメリカを中心に急速に人気が高まっているブランドです。JCBや銀聯カードと相互契約していますので、北アメリカはもちろん日本や中国そして日本人がよく行く外国の多くで使うことができます。残念ながら現在日本でディスカバーカードを発行することはできませんが、もし発行されたら中国に出張に行く人を筆頭に発行したいと思う人もたくさんいるはずです。この記事を読んでくれたあなたはきっと、この未来の国際ブランド、ディスカバーカードの先駆けとなることでしょう。

 

ライター紹介 横山かおり

クレジットカードのマイル収集のために、すべての支払いをクレジットカードに依存するクレカマニア。作成したクレジットカードは数知れずマイルで旅行した国も数知れず。

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