「クレジットカードの暗証番号を忘れてしまった・・・」
「暗証番号にロックがかかってしまった・・・」
最近は免許証やキャッシュカードなど4桁の暗証番号を決めなければならないものが増えてきていますが、クレジットカードもそのうちの一つです。特に複数枚のクレジットカードを所有する人は、暗証番号を全部覚えておくのって大変ですよね。さてクレジットカードの暗証番号とはクレジットカードの申し込み時に決める4桁の数字で、クレジットカードを所有していることを証明するための大切な番号です。
また悪意ある第三者に不正利用されないために、クレジットカードにはセキュリティーが施されていますが、その中でも最も大切なのが4桁の暗証番号です。今回は暗証番号を忘れてしまった時にどうすればよいかを詳しく解説します。また絶対に忘れない&予想されない暗証番号のつけ方もあわせて紹介しますね。
クレジットカードの暗証番号を忘れたらすぐにカード会社へ連絡しましょう。連絡は電話(音声ダイヤル)かカード会社のサイト上でできますので、恥ずかしい思いをすることはありません。これらの方法で今までの暗証番号を一旦リセットし新しい暗証番号を作ることになります。新しい暗証番号は1週間〜2週間後に郵送されますので、次回忘れてしまうことがないように送られてきた「暗証番号通知書」を大切に保管してくださいね。
暗証番号を忘れた場合の主なクレジットカード会社の連絡先を、電話とサイトの両方を紹介します。電話はフリーダイヤルなら音声案内で年中無休24時間受付しています。
カード会社 |
電話番号 |
リンク先 |
---|---|---|
三井住友 |
0120-911-911 |
|
楽天 |
0120-30-6910 |
|
オリコ |
フリーダイヤル0120-911-004 携帯電話・PHS 03-5877-5555 |
|
JCB |
フリーダイヤル0120-899-020 携帯電話・PHS 東京0422-76-5411 大阪06-6945-6857 |
暗証番号を忘れてしまう人は結構多いですので、どのクレジットカード会社もすぐに新しい暗証番号を発行できるようにしています。新しい暗証番号を発行するまでに少し時間がかかる場合がありますので、暗証番号を忘れたらできるだけ早く会社に連絡するようにしてください。
クレジットカードは暗証番号を複数回間違えるとロックがかかるようになっています。「何回するとロックがかかる」という公式な発表はありませんが、ほとんどのクレジットカード会社は不正防止のため大抵3回連続して暗証番号を間違えるとロックがかかり、その後使用することができなくなるようにしています。カウントに時間は関係ありませんので、仮に2回連続間違えて1週間後にもう一度間違えたとしてもロックがかかってしまいます。それで暗証番号を2回間違えたなら、一度クレジットカードの使用を中断してください。一旦ご自宅に帰ってクレジットカードの「暗証番号通知書」や、ご自分でとったメモがないかどうか確認しておきましょう。
クレジットカードの暗証番号を決めるときには、不正利用されたりあるいは忘れたりしないよう次の点に注意しましょう。
これらの点を注意すれば暗証番号を忘れることなく、同時にセキュリティー上の不安もありません。それぞれについて詳しく解説していきますね。
まず「絶対暗証番号にしてはいけない番号がある」ということを覚えておきましょう。すでに聞いたことがあるかもしれませんが、これを軽視していい加減に暗証番号を決めると悪意ある第三者に暗証番号を読み取られてしまうだけではなく、被害にあった時に保険が効かなくなることがあります。どのクレジットカードも盗難・紛失保険がついていますが、あなたがつけた暗証番号によっては被害にあった時にあなたが全額支払いをしなければならなくなる場合があります。絶対に暗証番号にしてはいけない番号は、次のようなものです。
繰り返しになりますが、クレジットカードの被害にあった時にカード会社は暗証番号を確認します。もし契約者であるあなたに不備があることがわかったなら保険の対象からは外れてしまいますので絶対にやめましょう。ちなみに「よく使われている4桁の数字TOP20」がネットで公開されています。
PIN |
Freq |
|
---|---|---|
#1 |
1234 |
10.713% |
#2 |
1111 |
6.016% |
#3 |
0000 |
1.881% |
#4 |
1212 |
1.197% |
#5 |
7777 |
0.745% |
#6 |
1004 |
0.616% |
#7 |
2000 |
0.613% |
#8 |
4444 |
0.526% |
#9 |
2222 |
0.516% |
#10 |
6969 |
0.512% |
#11 |
9999 |
0.451% |
#12 |
3333 |
0.419% |
#13 |
5555 |
0.395% |
#14 |
6666 |
0.391% |
#15 |
1122 |
0.366% |
#16 |
1313 |
0.304% |
#17 |
8888 |
0.303% |
#18 |
4321 |
0.293% |
#19 |
2001 |
0.290% |
#20 |
1010 |
0.285% |
引用元:http://www.datagenetics.com/blog/september32012/index.html
この情報によりますと1割の人が「1234」を使っていますし、「1111」「0000」「1212」の3つを含めると2割の人が同じ暗証番号を使っているようです。これは一部の関係者にとても有名ですので、あなたのクレジットカードを不正に入手した人はこの20個を試したいと思うでしょう。これらの暗証番号の使用は絶対にやめてください。
同様の理由で暗証番号の使い回しは大変危険です。悪意ある第三者が何らかの理由で4桁の暗証番号を入手した時に、芋づる式に暗証番号がバレてしまうからです。ある調査によりますと、およそ8割の人がパスワードを使いまわしているということです。もし一つが不正利用されていることがわかったなら、あなたが登録している4桁の暗証番号全てを変更しなければならなくなります。これは大変な作業ですし、最初から暗証番号の使いまわしは絶対にしないようにしましょう。
おすすめの暗証番号のつけ方は、自分にできるだけ関係のない数字をつけるというものです。自分に関係のない数字とは次のようなものです。
これら基本の暗証番号を決めたら、その後ルールを決めてください。例えば基本の暗証番号を8929で「末尾に関係する数字に変換する」というルールにしたとしましょう。新しいカードにあるクレジットカード番号の末尾番号が×××0なら8920になります。もし×××1なら8921とします。このように自分だけのルールを決めておけば4桁の暗証番号がいくら増えたとしても覚えておくことができますし、第三者が予想できる危険性はほとんどなくなります。
今回は暗証番号を忘れてしまった時の対処法について解説しましたが、いかがだったでしょうか。暗証番号を忘れたらすぐにカード会社に連絡しましょう。ほとんどのカード会社はオンライン上で手続きができるとはいえ、あなたにとってもカード会社にとっても手間となってしまいます。暗証番号を忘れないようにかつ安全に管理できるように独自のルールを決めておいてくださいね。