クレジットカードには一般カード、ゴールドカード、プラチナカードなどのランクがあります。一般カードよりゴールドカードのほうが、ゴールドカードよりプラチナカードのほうが上位ランクとなるのが基本です。
さらに、プラチナカードの上位ランクとなるブラックカードも存在しています。ブラックカードにはどんなメリットや魅力があるのか、今回の記事で紹介していくため、どんなカードなのか気になる方はご覧下さい。
ブラックカードはその名の通り、黒を中心としたカードデザインを採用するものが多いです。富裕層向けに提供しているカードのため、審査の難易度が高くなっています。ブラックカードは誰でも入手できるカードではありません。多くのブラックカードでインビテーション(招待)が来ない限り、入手できないのです。カード会社が限られたカード会員だけにインビテーションを届けています。
日本で最初に登場したのは2002年、アメリカン・エキスプレスの「センチュリオン・カード」です。米国ではクレジットカードの歴史が150年ほどもあるため、ブラックカードの歴史はまだ新しいと言えるでしょう。
ブラックカードの一番のメリットとなっているのが、付帯サービスや保険、特典などの充実度。ブラックカードの付帯サービスのうち、特に魅力的なのがコンシェルジュサービスです。高級レストランや老舗料亭などに予約を入れようとしても、「一見さんお断り」と言われることはありませんか?得意客の招待でもない限り、「一見さんお断り」の高級店はなかなかメニューやコースを楽しむことができません。そんな時でも、ブラックカードのコンシェルジュサービスを利用すると、「一見さんお断り」の高級店でも予約が取れることがあります。
その他、大きなメリットとなっているのが、ステータスの高さです。特に海外でブラックカードを提示した場合、店員さんの反応が大きいことがあります。ブラックカードを持っていると、海外でVIP待遇が受けられることが多いです。ステータスの高さを重視する方には、満足度の高いカードとなるでしょう。
クレジットカードはプラスチック製のイメージが高いですよね?しかし、ブラックカードの中にはカーボン素材やチタン素材を使用したものが存在しています。高級感溢れる作りになっているのが、ブラックカードの魅力の一つと言えるでしょう。
クレジットカードのうち、一般カードは世の中に多くの種類が出回っています。どれを選べば良いのか分からないほど選択肢が多くなっていますが、ブラックカードの種類は決して多くはありません。次に国際ブランドごとに、ブラックカードの種類を紹介しておきましょう。
アメリカン・エキスプレス |
センチュリオン・カード |
---|---|
ダイナースクラブ |
プレミアムカード |
Visa |
Visa Infiniteカード |
Mastercard |
World Mastercard |
Mastercard |
World Elite Mastercard |
JCB |
JCBザ・クラス |
各ブラックカードには、どんな違いがあるのか気になりませんか?そこで6種類のブラックカードの特徴を比較してみました。ランキング形式でも発表いたしますので、ブラックカード選びの参考にしてみて下さい。
ブラックカードのインビテーションが来る前に、知っておきたいのが年会費です。各ブラックカードの年会費は次をご覧下さい。
ブラックカード名 |
年会費(税込) |
---|---|
アメックスのセンチュリオン・カード |
38.5万円 |
ダイナースクラブのプレミアムカード |
14.3万円 |
World Elite Mastercard(Gold Card) |
22万円 |
Visa Infiniteカード |
13.2万円 |
JCBザ・クラス |
5.5万円 |
楽天ブラックカード |
3.3万円 |
上記のブラックカードのうち、最も高い年会費となっているのが、アメックスのセンチュリオン・カードです。年会費38.5万円の他、入会金55万円(税込)の支払いが必要になるため、初年度だけで93.5万円(税込)の費用がかかります。
逆に最も低い年会費となったのが、楽天ブラックカードです。3.3万円という比較的支払いしやすい年会費で、持ち続けることが可能です。JCBザ・クラスの年会費も、アメックスやダイナースクラブのブラックカードと比較すると低めとなっています。
ブラックカードでは、富裕層をターゲットとする関係上、使用限度額も高めの水準です。各ブラックカードの使用限度額の比較は次をご覧下さい。
ブラックカード名 |
使用限度額 |
---|---|
アメックスのセンチュリオン・カード |
一律の制限なし |
ダイナースクラブのプレミアムカード |
一律の制限なし |
World Elite Mastercard(Gold Card) |
300万円以上(推定) |
Visa Infiniteカード |
1,000万円(推定) |
JCBザ・クラス |
350万円~500万円以上(推定) |
楽天ブラックカード |
300万円~1,000万円 |
アメックスやダイナースクラブなど、一律の使用限度額を設けていないのがブラックカードの特徴の一つです。一般カードでは、考えられない高額な利用もできるでしょう。ただし、使用限度額が全くない訳ではありません。ブラックカード会員一人ひとりの資産状況や利用状況などによって、使用限度額が変わる仕組みになっています。資産状況や利用状況などによっては、家でもブラックカードで購入できる可能性があるでしょう。
ブラックカードでは審査を実施し、選ばれた者だけにインビテーションを送り届けています。カード会社の審査に落ちてしまった場合、当然ながらブラックカードの入手はできません。ゴールドカードやプラチナカードよりも、厳しい審査が実施されると考えて良いでしょう。各ブラックカードのインビテーションが来る条件は次をご覧下さい。
アメックスの「センチュリオン・カード」のインビテーションを目指すには、アメックスのカードで利用実績を積むことが必要です。グリーンカードと呼ばれる「アメリカン・エキスプレス・カード」で利用実績を積んでも、「センチュリオン・カード」のインビテーションは期待できません。グリーンカードよりステータスの高い「アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」でも同様です。ゴールドカードよりステータスの高い「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」での優良な利用実績が必要になるでしょう。
具体的には次のようなステップアップとなります。
「センチュリオン・カード」では推測となりますが、次のようなインビテーション条件が必要と考えられています。
その他にも「プラチナ・コンシェルジュデスク」をよく利用しているプラチナカード会員だと、インビテーションが来やすいでしょう。ただし、上記の条件を満たしていても、必ず「センチュリオン・カード」のインビテーションが来る保証はありません。
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ダイナースクラブの「プレミアムカード」でも、厳しい審査を実施しており、通過した者だけにインビテーションを送り届けています。しかし、アメックスよりダイナースクラブのブラックカードのほうが、比較的インビテーションが来やすいです。
「プレミアムカード」では、次のような条件を満たすと、インビテーションが来る可能性があるでしょう。
場合によっては500万円~1,000万円の年収でも、「プレミアムカード」のインビテーションが来る可能性があります。しかし、優良なブラックカード会員の友人による紹介が必要になるでしょう。「プレミアムカード」へステップアップするには、ダイナースクラブカードでの利用実績が必要です。ダイナースクラブカードの支払いを遅延すると、インビテーションが期待できなくなります。当然ではありますが、ダイナースクラブカードの毎月の支払いはきちんと守りましょう。
World Elite Mastercard(Gold Card)は、ラグジュアリーカードのラインナップのうちの一つです。ラグジュアリーカードは新生銀行グループのアプラスが発行しています。新生銀行ではカードローンの「レイク」も提供しており、あまり厳しい審査というイメージはありませんよね?あくまでも推測となりますが、アメックスやダイナースクラブのブラックカードより、World Elite Mastercard(Gold Card)のほうがインビテーションの敷居が低いでしょう。
しかし、一定以上の収入が必要となっており、推測となりますが500万円以上の年収が目安となるでしょう。ラグジュアリーカードのうち、インビテーション制となっているのはGold Cardのみです。他のBlack CardやTitanium Cardでは、自分から申込みできます。まずはBlack Card、またはTitanium Cardで利用実績を積み、Gold Cardのインビテーションを待つという流れになります。
Visaには次のような4種類のカードが存在しています。
上記の4種類のうち、最もステータスが高くブラックカードとなるのがVisa Infiniteカードです。
国内でVisa Infiniteカードを発行しているのは、スルガ銀行です。スルガ銀行発行のVisa Infiniteカードのインビテーションを目指すには、スルガ銀行の優良顧客となることが必要でしょう。少額な普通預金を組むだけでは、Visa Infiniteカードのインビテーションは期待できません。スルガ銀行が提供している住宅ローンなど、高額な取引が必要になるでしょう。
その他にも必要なのが、SURUGA Visaクレジットカード ゴールドでの優良な利用実績です。SURUGA Visaクレジットカード ゴールドでは、スルガ銀行の公式サイトより、申込書の請求が行えます。スルガ銀行の口座はあるが、ゴールドカードは持っていないという方は申込みしてみて下さい。年収については他のブラックカード同様、1,000万円ほどが目安となるでしょう。
JCBは、厳しい審査を行っている日本の国際ブランドとして知られています。JCBザ・クラスのインビテーション条件も、厳しい可能性が高いです。次のような条件を満たすと、JCBザ・クラスのインビテーションが来やすいでしょう。
JCBザ・クラスへのステップアップに必要となるのが、JCBプラチナの利用実績です。JCBザ・クラスのインビテーションを目指すには、JCBプラチナの1年以上利用が求められるでしょう。
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6つのブラックカードのうち、インビテーションの敷居が低めとなっているのが、楽天ブラックカードです。推測のインビテーション条件は次のようになります。
年収については最低でも500万円以上は欲しいところです。しかし、楽天ブラックカードでは、年収より利用実績のほうを重視している可能性があります。楽天ブラックカードを目指したい時は、楽天グループと楽天プレミアムカードの優良な利用実績を積み上げましょう。
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ランキング一位となったのが、アメリカン・エキスプレスの「センチュリオン・カード」です。「センチュリオン・カード」の情報は正式に公開されていないため、未知数なところが多くなっています。「センチュリオン・カード」の一番の魅力となっているのが、「センチュリオン・パーソナル・コンシェルジェ」というサービスです。「センチュリオン・パーソナル・コンシェルジェ」では、ブラックカード会員一人ひとりに専任のコンシェルジェが付きます。専任コンシェルジェによる商品の購入やホテルの予約、レストランの予約、チケットの手配など様々なサービスを受けることが可能です。プライベートジェットのチャーターといったサービスも受けられます。
スタータスの高いカードに見られるのが、「プライオリティ・パス」の発行です。「プライオリティ・パス」では、次のような3つの会員ランクを設けています。
会員ランク |
利用料金 |
年会費 |
---|---|---|
スタンダード会員 |
27ドル |
99ドル |
スタンダード・プラス会員 |
27ドル(10回まで無料) |
249ドル |
プレステージ会員 |
無料 |
399ドル |
「センチュリオン・カード」で発行される「プライオリティ・パス」であれば、何度でも無料で利用できるプレステージ会員になれます。ビジネスで世界中を飛び回る人には、魅力の大きなブラックカードとなるでしょう。
ランキング二位となったのが、ダイナースクラブの「プレミアムカード」です。「プレミアムカード」でもコンシェルジュサービスが提供されています。レストランやゴルフ場の予約、商品購入のお手伝い、チケットの手配など、様々なサービスが受けられるのが「プレミアム専用デスク」です。航空券や宿泊施設の手配など、旅行に関する手配は「プレミアム旅行デスク」にて受け付けしています。急に海外出張が決まったけど、クリスマスなどハイシーズンのため、どこのホテルも予約が一杯…。そんな時でも、「プレミアムカード」のコンシェルジュサービスであれば、予約が取れる可能性大です。
ダイナースクラブでは「エグゼクティブ ダイニング」という特典を利用することが可能です。「エグゼクティブ ダイニング」では対象レストランのコース料金が、1名または2名無料になります。記念日や誕生日などコース料理でお祝いしたい、取引先を接待したいという時などに便利な特典です。プレミアムカード会員であれば、さらに対象レストランが充実するメリットがあります。「エグゼクティブ ダイニング」の対象店舗の一部ですが、次に紹介しておきましょう。
場所 |
店舗名 |
ジャンル |
---|---|---|
北海道 |
AKI NAGAO |
フレンチ |
東京 |
Ringraziamento |
イタリアン |
東京 |
GINZA kansei |
フレンチ |
東京 |
花郷 六本木店 |
鉄板焼き |
神奈川 |
Ristorante REAL |
イタリアン |
静岡 |
日本料理 四季 |
懐石・割烹 |
大阪 |
レスプリ・ドゥ・クゥー・ドゥ・フランス |
フレンチ |
京都 |
日本料理 浮橋 |
懐石・割烹 |
広島 |
Les Ambassadeurs |
フレンチ |
福岡 |
ダイニング・アンコムスト |
フレンチ |
鹿児島 |
割烹 思水 |
懐石・割烹 |
ミシュランの星付きレストランなど、高級店が揃っており、豪華な料理を楽しめるでしょう。
ランキング三位となったのが、World Elite Mastercard(Gold Card)です。World Elite Mastercard(Gold Card)では、24金で仕上げた高級感のあるカードとなっています。24時間体制のコンシェルジュサービスが提供されており、ホテルやレストランの予約、商品の購入など様々なサービスが受けることが可能です。
ハイステータスのカードだけに、付帯保険の補償内容も手厚いです。付帯の海外旅行傷害保険では最高1.2億円、付帯の国内旅行傷害保険でも最高1億円の補償が受けられます。国内の個人賠償責任保険でも、最高1億円の補償が受けられるため、万が一の時でも安心感が違うでしょう。
その他にも魅力的なのが、ハワイアン航空の「Pualani Platinum」会員になれる点です。ハワイアン航空では次のような会員ステータスを用意しています。
会員ステータス |
条件 |
---|---|
HawaiianMiles |
必要条件なし |
Pualani Gold |
30区間旅行/20,000マイル獲得 |
Pualani Platinum |
60区間旅行/40,000マイル獲得 |
World Elite Mastercard(Gold Card)ではハワイアン航空の最も高い会員ステータスを得ることが可能です。専用予約回線による優先予約、専用会員証による特別対応など、ハワイアン航空の利便性がさらに高まるでしょう。
その他にも次のような様々なBenefitsが魅力のハイステータスカードとなっています。
【ラグジュアリーリムジン】
指定の場所から対象レストランまで、豪華なリムジンで送迎してくれるのが「ラグジュアリーリムジン」です。リムジン送迎サービスの対象エリアは次の通り。
リムジン送迎サービスを利用できる対象エリアは拡大中です。
【ラグジュアリーアップグレード】
「ラグジュアリーアップグレード」では、レストランのコース料理をアップグレードすることが可能です。いつものコース料理より豪華にしたい時に便利なサービスと言えるでしょう。先ほど紹介した「ラグジュアリーリムジン」と併用することも可能です。
【ラグジュアリーソーシャルアワー】
「ラグジュアリーソーシャルアワー」では、ラグジュアリーホテルにて開催されるイベントに参加できます。そのイベントは、ワインやシャンパンのテイスティングといった内容です。ワインやシャンパンを飲み比べたい時にも魅力の大きなサービスとなっています。
【全国映画館優待】
TOHOシネマズでの映画鑑賞が毎月3回無料になるのが、「全国映画館優待」です。映画鑑賞が好きな方ほど、魅力が大きくなるでしょう。コンシェルジュが席の予約を行うため、予約の手間もかかりません。
【国立美術館】
World Elite Mastercard(Gold Card)があると、対象美術館にて無料で鑑賞することが可能です。本会員は勿論のこと、同伴者も1名まで無料になります。対象美術館は次をご覧下さい。
【ラグジュアリーダイニング】
対象店舗にて2名以上のコースを予約した場合、1名まで無料になるのが「ラグジュアリーダイニング」です。対象店舗は全国におよそ200もあるため、コースを楽しむ機会が多くなることでしょう。
【カフェ・バー優待】
都内にあるカフェ「Sign」にて、ドリンク無料になるのが「カフェ・バー優待」です。厳選レストランより、カフェのほうが敷居が低いため、日頃から「カフェ・バー優待」を利用できることでしょう。
【スーパーカー体験イベント優待】
スーパーカー体験イベントを開催するカーシェアリングサービス「TOKYO SUPERCARS」との連携により、会員優待価格で利用することが可能です。フェラーリなど憧れのスーパーカーに乗ってみたいという方には、大きな魅力があるでしょう。
【新生銀行の優遇サービス付き】
その他にも新生銀行グループ発行といった関係上、次のような新生銀行の優遇サービスが付いています。
新生銀行の優遇サービスを受けるには、カードの自動引き落としに新生総合口座パワーフレックスを指定することが必要です。
ランキング四位となったのが、JCBザ・クラスです。JCBザ・クラスでも、様々な予約と手配を行う「コンシェルジュデスク」の利用ができます。24時間365日対応のため、急に決まった出張でも大丈夫です。
JCBザ・クラスの魅力の一つとなっているのが、「グルメ・ベネフィット」。「グルメ・ベネフィット」はレストランの対象コースメニューを2名以上で予約すると、1名無料になるサービスです。どんなレストランで利用できるのか、一部紹介しておきましょう。
北海道・東北エリア |
---|
リストランテ テルツィーナ |
昔からのかに屋 かに八 |
黒島 |
関東エリア |
---|
翔山亭 神田淡路町店 |
サバティーニ・ディ・フィレンツェ 東京店 |
鉄板焼 蘭麻 麻布店 |
北陸エリア |
---|
しゃぶ禅 和楽 新潟店 |
料亭 うおとめ |
中部エリア |
---|
やま文 |
料亭 蔦茂 |
関西エリア |
---|
京懐石 京割烹 清元 |
中国料理 花梨 |
日本料理 磯風 |
中国・四国エリア |
---|
イタリア料理 La sette |
みもすそ川別館 |
九州エリア |
---|
寿司・割烹 火の国 |
広東料理 翡翠廳 |
様々なジャンルの店舗が揃っており、お好みで選べます。接待で利用する時は、取引先の趣向にあわせると良いでしょう。
ランキング五位となったのが、Visa Infiniteカードです。Visa Infiniteカードでは、24時間対応のコンシェルジュサービスを用意しており、次のようなサービスが受けられます。
さらにオンラインにてリクエストすることも可能、幅広いサービスが受けられるのが大きな魅力となっています。
Visa Infiniteカードを紛失・盗難された時には、Visaグローバル・カスタマー・アシスタンス・サービスへ連絡することが可能です。緊急カードの再発行を行っており、都市にもよりますが1営業日から3営業日以内に緊急カード届きます。連絡後はカード停止といった対応を行うため、高額な利用ができるブラックカードを紛失・盗難された時でも安心です。
スルガ銀行発行のVisa Infiniteカードには、スルガ銀行のサービスも付帯されています。
ブラックカードを持ちたい方は高額な資産を持っているでしょうから、スルガ銀行の利便性が高くなるでしょう。ただし、スルガ銀行発行のVisa Infiniteカードはリボ専用という点には注意が必要です。高額なリボ払いを利用すると、リボ払い手数料も高額となるでしょう。
ランキング六位となったのが、楽天ブラックカードです。実は楽天ブラックカードの場合、プラチナカードの位置づけとなっています。他のブラックカードと比較した場合、ステータスは下がる点には注意しましょう。しかし、楽天ブラックカードには次のような十分な付帯サービスや特典があります。
特にプライオリティ・パスでは、同伴者2名まで無料で利用できるのが魅力です。家族で海外旅行に行っても、世界中にある空港ラウンジを利用できることでしょう。その他にも、海外レンタカーがお得になる「Hertzレンタカーサービス」など、楽天プレミアムカードのサービスも付帯されています。
楽天ブラックカードでは、次のように楽天市場でのショッピングがお得になっています。
通常よりポイント5倍の内訳 |
楽天市場ご利用ポイント1% |
楽天カードご利用通常ポイント1% |
楽天ブラックカードご利用特典ポイント3% |
次のような特典もあるため、さらにお得になるでしょう。
特別指定キャンペーンポイント1% |
毎月特定日プレミアムカードデーポイント1% |
お誕生月ポイント1% |
しかし、ブラックカードを所有するような富裕層が、楽天市場を利用するのかというと微妙です。楽天市場での特典は、大きなメリットにはならないでしょう。
実はブラックカードの上位ランクとなるカードが存在しています。それはJPモルガンの「パラジウムカード」です。文字通り、貴金属の一種であるパラジウムを素材として使用しており、高級感のあるデザインとなっています。JPモルガンのプライベートバンキングを所有しており、資産3,000万ドル(1ドル=100円で30億円)以上ないと持てないと言われています。年会費は600ドル(1ドル=100円で6万円)と言われており、アメックスのセンチュリオン・カードと比較すると大幅に安いです。しかし、アメックスのセンチュリオン・カードよりも発行の難易度が高くなっています。JPモルガンのプライベートバンキングは限られた富裕層だけです。一般のサラリーマンの方では、「パラジウムカード」の条件すら満たすのが難しいでしょう。
「パラジウムカード」の一番のメリットとなっているのが、ステータスの高さです。世界中に所有している人は5,000人しか居ないと言われており、「パラジウムカード」を所有するとその5,000人の中に入れます。コンシェルジュサービスやホテル客室ランクのアップグレードなど、ブラックカードで利用できるサービスは勿論のこと、さらに充実したサービスが受けられるでしょう。
現在でも「パラジウムカード」が発行されているかどうかは分かりません。既に発行停止され、「JPモルガン・サファイア・リザーブ・カード」へ移行しているという話もあります。
その他にもブラックカード以上と言われているのが「Dubai First Royale MasterCard」です。カードの縁には金箔、さらに中央にはダイヤモンドが入っており、ゴージャスな作りになっています。アラブ首長国連邦の都市ドバイの超富裕層向けと言われており、日本人には入手困難となるでしょう。
今回の記事では、ブラックカードと呼ばれる最上位カードについて解説してきました。高額な年会費を支払いする代わりに、様々なサービスを利用できるのがブラックカードとなっています。ブラックカードはインビテーション条件を満たさないと、入手したいと思ってもできないのが基本です。しかし、Mastercard Black Cardのようにインビテーションなしで申込みできるブラックカードもあるため、属性が高く審査に自信のある方は申込みしてみると良いでしょう。