生活保護受給者はクレジットカードを作成できない!すでに持っているカードは使える?疑問に答えます

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あなたがもしなんらかの理由で生活が厳しくなって生活保護を受けているとしたら、クレジットカードがあると助かりますよね。実際クレジットカードは「贅沢品」として持っているというより、ポイントが貯められて買い物がスムーズにできるので「コスパが高い」という意味で持っている人が増えてきています。

しかし残念ながら生活保護受給者はクレジットカードを持つことはできません。そして生活保護を申請した時点でクレジットカードを持っていた場合、それを利用するのはおすすめできせん。今回はなぜ生活保護受給者がクレジットカードを利用できないかを解説します。またクレジットカードに変わる、コスパの高いおすすめのカードを紹介します。

生活保護受給者はクレジットカードの利用に強い制限がかかっている

生活保護受給者は、生活保護受給前に作ったものも含めクレジットカードはいっさい利用することはできません。

生活保護受給者がクレジットカードを利用できない理由

生活保護とは、月々に生活するための最低限のお金を保証するという国の制度です。一方クレジットカードは、支払い方法がどうであれショッピングの際にカード会社からお金を借りて翌月以降に支払うことになります。またクレジットカードを持っていればキャッシングもできますし、分割払いやリボ払いなどで「贅沢な品」を購入することもできます。

過去に作ったクレジットカードも利用できない

同じ理屈で、過去に作ったクレジットカードも利用することはできません。生活保護を申請した時点でカードの利用が止められる訳ではありませんが、生活保護法で「クレジットカードの作成」ではなく、「クレジットカードの利用」が禁止されています。つまり生活保護受給者は、過去に作ったカードを物理的には使用することはできますが、法的には使用することはできないということになります。

生活保護受給者は新しくクレジットカードを作成できない

生活保護受給者は、新しくクレジットカードを作成できません。この場合は法的に作成できない以前の問題で、カード会社の審査に通りませんので文字通り100%作成することはできません。なぜならどのクレジットカードも最低限の申し込み条件が、「高校生を除く18歳以上の安定した収入がある」ことを条件としているからです。生活保護として受け取るお金は、「収入」ではありませんので審査は落ちてしまいます。これは高校生や18歳以下の人が、100%審査から落ちるのと同じです。

クレジットカードの審査で「生活保護受給」しているかどうかを記入する頁はありませんが、職業欄で「無職」と書かなければなりません。仮に嘘をついて「自営業」や「パート・アルバイト」としたとしても、「在籍確認」や「信用機関の確認」で嘘の情報がすぐにバレてしまいます。

生活保護受給者がクレジットカードを利用するリスク

生活保護を受ける前にクレジットカードを持っていた場合、利用することはできますがリスクが高すぎますのでおすすめできません。もしクレジットカードを利用していること知られてしまったら、役所から少なからずの処罰を受けることになります。

生活保護受給が取り消しになる可能性がある

処罰の内容はケースワーカーや役所によって変わりますが、少なくともクレジットカードの没収をされますし、最悪の場合生活保護受給が取り消しになる可能性さえあります。繰り返しになりますがクレジットカードは、「借金をして贅沢品を購入できるカード」です。なので「クレジットカードを持つ余裕があるなら生活保護の受給は必要ないですね。」ということになってしまうわけですね。

「クレジットカード没収だけならいいか」と気軽に考えないほうがいいでしょう。仮に没収だけで済んだとしても、担当者からしたら「贅沢品を隠し持っていた」と判断されかねません。少しの便利さやポイントのために、今後の受給内容にも響きかねないのはいただけません。リスクを冒してクレジットカードを持つよりも、法的に問題のないコスパの高いカードを持つほうがはるかに懸命であると言えるでしょう

生活保護受給者はデビットカードやプリペイドカードを持つことができる

今の時代クレジットカードを持つことができないと、かなり不便ですよね。でも生活保護受給者はクレジットカードを持つことができませんが、デビットカードプリペイドカードなら持つことができます。これらのカードは、借金をしてショッピングをするわけではなく、今持っているお金で精算することができるからです。

またこれらのカードを作成する時、審査もありませんので生活保護を申請した後でも作成することができます。しかし「クレジットカード」と「デビットカード」と「プリペイドカード」にはどのような違いがあるのでしょうか?それぞれの違いをわかりやすく解説していきますね。

デビットカードとは?

デビットカードは「銀行口座から即座に引き落としされるクレジットカード」ということができます。VISAやJCBなど国際ブランドとクレジットカードと同様16桁の数字もついていますので、基本的にクレジットカードが使える店やネットショップならどこでも使用することができます。またクレジットカードと同じように、ポイントがつきます。

大きな違いはクレジットカードがカード会社からお金を借りているのに対し、デビットカードは銀行口座から即座に引き落とされますので借金とならないという点です。それでデビットカードは分割払いやリボ払い、またキャッシングをすることはできませんが、生活保護者はもちろん18歳未満の未成年の方も、無職の方も持つことができます。

なおデビッドカードについて詳しくは、「クレジットカードとデビットカードの違いが知りたい!メリット・デメリットも解説」で詳しく説明されていますのであわせてお読みください。

おすすめのデビットカード

おすすめのデビットカードとして、年会費が無料でポイントが貯まりやすい「セブン銀行デビット付きキャッシュカード」「楽天デビットカード」、そして気軽に使うことができる「J-Debit」の特徴を紹介します。

セブン銀行デビット付きキャッシュカード

国際ブランドJCB搭載の、セブン銀行デビット付きキャッシュカードの最も魅力的なところは、セブンイレブンの利用で1.5%のポイントが貯まるところです。それ以外にもセブン&アイグループの利用で1%貯まり、JCB加盟店なら0.5%のポイントが貯まります。

JCBは日本国内なら街でもネットショップでもほぼ全ての店で使用できます。キャッシュカードと一体となっていますので、セブン銀行を利用している人にはぜひおすすめしたいカードです。ただしポイント以外の付帯サービスは一切ありません。

楽天銀行デビットカード

楽天銀行デビットカードの最も魅力的なところは、そのポイント還元率の高さ。なんとクレジットカードの「楽天カード」と同様、100円につき1ポイント1%も貯まります。ほとんどのデビットカードのポイント還元率が0.5%以下なので、このポイント還元率1%というのは驚異的な高さであると言えます。さらに楽天市場で購入すればポイント還元率が2%となります。そして国際ブランドとしてJCBがついていますので、日本国内はもちろん海外でもショッピングすることができます。

しかし楽天デビットカードは、クレジットカードの「楽天カード」にある無料の海外旅行傷害保険の特約がありません。また楽天市場でのショッピングは、クレジットカードの楽天カードの場合は3%なので、1%下がる形になってしまいます。

総合評価
3.9
楽天スーパーポイントがザクザク貯まり、豊富な優待キャンペーンもあり!

ポイント還元率が高く、ポイントが貯まりやすいカード。楽天市場での買い物はいつでも4倍のポイント付与率!

  • ずっと年会費無料で楽天市場の利用は驚愕の最大7%ポイントバック
  • 楽天ポイントをANAマイル1pt=0.5mileで交換可能
  • ドライバーに朗報ETCカードの利用でも100=1pt貯まる
国際ブランド 年会費 付帯サービス ポイント還元率 発行期間
VISAMasterCardJCB 初年度 2年目~
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  • 分割払い
  • 家族カード
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  • リボ払い
  • ショッピング保険
  • 国内旅行保険
  • 海外旅行保険
1.0%~10% 7営業日程度
無料 無料

J-Debit付帯のデビットカード

J-Debitはデビットカードの種類の一つですが、どちらかと言えばクレジットカードよりもキャッシュカードに近いカードになります。VISAやJCBなど国際ブランドもなく、16桁の数字もついていませんので、使用できる店舗も限られていますし、ネットショッピングすることはできません。

しかしJ-Debitは面倒な審査がないのはもちろん、J-Debit加盟店ではキャッシュカードがそのままクレジットカードのように使えます。実際J-Debitデビットカードを持つために入会するというよりは、自分のキャッシュカードにJ-Debitの機能が付いていたことに気づくという場合がほとんどでしょう。生活保護受給者の多くが持っているデビットカードですので、あなたのキャッシュカードにもこのマークがついていないか確認してみてください。

なおJ-Debitのメリット・デメリットについては、「J-Debitは今話題のデビットカード!魅力やメリット・デメリットを紹介します」で詳しく解説していますのであわせてお読みください。

プリペイドカードとは?

プリペイドカードとは「前払い式のクレジットカード」ということができます。料金が前払い式になることや、キャッシング、分割、リボ払いができないことを除けば、基本的にクレジットカードと同じように使うこともできますし、ポイントも貯まります。ここでクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードそれぞれの違いをまとめておきましょう。

 

クレジットカード

デビットカード

プリペイドカード

支払い方式

支払日までカード会社から借りている。

銀行から直接引き落とし。

前払い

年会費

無料〜数十万円単位のものまで様々

ほとんどが無料

ほとんどが無料

街でのショッピング

可能

可能

可能

ネットショッピング

可能

可能

可能

キャッシング、リボ払い、分割払い

可能

不可

不可

ポイント

0.5%〜1.0%以上

ほとんどが0.5%。1%もある。

ほとんどが0.5%。

サービスや特典

充実している

クレジットカードと比べると貧弱。

クレジットカードと比べると貧弱。

このようにクレジットカードもデビットカードもプリペイドカードも、支払いの方式を除けば大きな代わりはほとんどありません。デビットカードが、銀行に貯金がなければ利用できないように、プリペイドカードは、前もって入金しなければ利用することができないという煩わしさはありますが、その分お金の使いすぎを防げるというメリットもあります。

おすすめのプリペイドカード

おすすめのプリペイドカードとして、ポイントが貯まりやすい「LINE Payプリカ」と手続きが簡単な「Vプリカ」、そして携帯の支払いに便利な「携帯会社が発行しているプリカ」の特徴を紹介します。ここで紹介するカードは全て年会費が無料です。

LINE Payプリカ

国際ブランドJCBが搭載しているLINE Payプリカは、ポイント還元率が非常に高いところが魅力なカードです。通常のポイント還元率は0.5%ですが、仕様に応じてポイント還元率が上がり、最大2%まで上がります。またLINEモバイルでの支払いでLINE Payプリカを使えば3%、また通常の利用もポイント還元率がアップするというキャンペーンも定期的に行なっています。

Vプリカ

Vプリカは、国際ブランドVISAを搭載しているところが魅力のプリペイドカードです。VISA加盟店数世界ナンバーワンのブランドですので、日本国内はもちろん世界のどこでも使用することができます。

海外サイトの中には、JCBブランドは使えないというサイトもありますが、Vプリカならほぼ全てのサイトで使うことができます。ただしVプリカはポイント還元を含め、特典が一切ありません。また年会費はかかりませんが、3ヶ月一度も使わないと毎月125円引かれてしまいます。

携帯会社が発行しているプリカ

携帯会社大手三社の、docomo(dカードプリペイド)au(au WALLETカード)、ソフトバンク(ソフトバンクモバイル)全てがそれぞれプリペイドカードを発行しています。このプリペイドカードがあれば街での買い物やネットショッピングの他、携帯料金もプリペイドカードで支払うことができます

生活保護受給者も携帯電話は持つことができますが、クレジットカードを持つことができないため、携帯を購入するついでに加入する人もいます。ポイント還元率は0.5%です。

デビットカードやプリペイドカードを利用する時の注意点

このように生活保護者がデビットカードやプリペイドカードを利用することは、問題ありませんが当然のことながらそれらのカードを使って贅沢品の購入することは認められません。生活保護は「健康的で文化的な最低限度の生活を保障する為に支給する」と生活保護法で定められているからです。

何が「最低限度」か何が「贅沢品」とされるかは基本的にケースワーカーが決めますが、高額のお金に変えることができる車や不動産、あるいは大型テレビなど生きていく上で必ずしも必要のないものは認められません。また10万円以上の貯金は認められませんが、これはプリペイドカードに入れるお金も含まれます。 

生活保護を受給する上での注意点

生活保護を受けると次のような制限があります。

  • キャッシングができない
  • クレジットカードが使えない
  • 10万円以上の貯金ができない
  • 贅沢品の購入や所持ができない

しかし生活保護は、生活扶助費と住宅扶助費を合わせると12万円以上受給される上に、医療費や児童に対する教育費などが支給されるという手厚い保護となっています。このように考えますと、借金をすることになるクレジットカードを持つことができないというのは、当たり前のことかもしれません。

過去に生活保護を受給していたことは審査に響くのか

過去に生活保護を受給していたとしても、カード会社の審査に響くことはほとんどありません。カード会社が審査をするときに主に見るのは、現在の収入と過去の金融事故です。それで金融事故を起こして生活保護を受給することになった場合、審査に落ちることがあるかもしれませんがそれは生活保護を受けたかどうかではなく、金融事故が問題です。

生活保護を5年以上受給していれば、その期間はクレジットカードを持つことができないので「スーパーホワイト」となっています。これはクレジットカードなど金融情報を管理している「信用情報機関」に一切情報がない状態です。この状態の時は、ゴールドカードなどステータスカードの審査が通りにくくなっていますので、まず「楽天カード」や「イオンカード」のような審査の優しいクレジットカードを持って、その後信頼を積んでからゴールドカードなどにアップグレードするようにしてください。

まとめ

今回は生活保護受給者とクレジットカードについて解説しました。クレジットカードは借金に値するため、生活保護受給者はクレジットカードを作成することはもちろん利用することもできません。生活保護の受給が認定された時点で、クレジットカードを利用しているのが見つかると、没収や生活保護受給が取り消しなど厳しい処罰を受けることになります。

しかしデビットカードやプリペイドカードなら、生活保護受給者も持つことができ、クレジットカードと同じように使えますしポイントも貯まります。最近ではデビットカードやプリペイドカードの種類も増えてきましたし、特典も充実してきました。生活保護を受けているからといってあきらめないで、これらユニークな特徴を備えたカードを使って生活を楽しんでくださいね。

ライター紹介 横山かおり

クレジットカードのマイル収集のために、すべての支払いをクレジットカードに依存するクレカマニア。作成したクレジットカードは数知れずマイルで旅行した国も数知れず。

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